“ただの”可愛い彼氏
今日はどうだろ。
別れが近いことを示唆する駅を見据えて,私は純をこっそり見る。
「香奈,今日も寄り道してもいい?」
「うん!!」
嬉しくて,語尾か跳ねる。
これはたまにあること。
寄り道という名の,放課後デートのお誘い。
ちょっと期待していた,もっと一緒にいられる,幸せな時間
「あれ,香奈も今日行きたいって思ってくれてた?」
「…まぁ,ね」
恥ずかしげもなく嬉しそうに聞いてくる純。
バカだなぁ,私はいつだって一緒にいたいのに。
今日はどこに行くんだろう?
いつも目的を決めずに歩くから,すこしワクワクする。
「今日はどこ行こっか?」
パッと純を見る。
嬉しくって。
「私も,同じこと思ってた」
「そっか」
照れたように笑う純。
その感情が分かりやすいとこ,すごい好き。
可愛いと思う。
別れが近いことを示唆する駅を見据えて,私は純をこっそり見る。
「香奈,今日も寄り道してもいい?」
「うん!!」
嬉しくて,語尾か跳ねる。
これはたまにあること。
寄り道という名の,放課後デートのお誘い。
ちょっと期待していた,もっと一緒にいられる,幸せな時間
「あれ,香奈も今日行きたいって思ってくれてた?」
「…まぁ,ね」
恥ずかしげもなく嬉しそうに聞いてくる純。
バカだなぁ,私はいつだって一緒にいたいのに。
今日はどこに行くんだろう?
いつも目的を決めずに歩くから,すこしワクワクする。
「今日はどこ行こっか?」
パッと純を見る。
嬉しくって。
「私も,同じこと思ってた」
「そっか」
照れたように笑う純。
その感情が分かりやすいとこ,すごい好き。
可愛いと思う。