“ただの”可愛い彼氏
同じ制服がちらほら見える,賑わう放課後の道を歩いていたとき。
ーぐうぅぅ……ギュゴォォォ
先に言わせて貰うけど,私ではない。
純は斜め下に視線を向けて,後頭部に左手を置いている。
「ごめん。俺腹へった」
どこか気まずそうに言う純に笑いが込み上げた。
「ふっふふっ……何か,探そっか」
「むぅ…うん」
……素直だ。
もう何もかもが可笑しい。
「あれとかどう?」
私が指すのはタコ焼き。
彼は頷いて,買ってくると私にも一つくれた。
食べ終わった純を見て,私もポツリと言う。
「私も何か食べようかなぁ」
「じゃああれは? 俺も食べる」
今度は純が指を指す。
たい焼き……久しぶりだ。
「うん。あれにする」
あんまり胃に重たくないし。
私達はたい焼きを売っているおじさんのもとに足を向けた。
ーぐうぅぅ……ギュゴォォォ
先に言わせて貰うけど,私ではない。
純は斜め下に視線を向けて,後頭部に左手を置いている。
「ごめん。俺腹へった」
どこか気まずそうに言う純に笑いが込み上げた。
「ふっふふっ……何か,探そっか」
「むぅ…うん」
……素直だ。
もう何もかもが可笑しい。
「あれとかどう?」
私が指すのはタコ焼き。
彼は頷いて,買ってくると私にも一つくれた。
食べ終わった純を見て,私もポツリと言う。
「私も何か食べようかなぁ」
「じゃああれは? 俺も食べる」
今度は純が指を指す。
たい焼き……久しぶりだ。
「うん。あれにする」
あんまり胃に重たくないし。
私達はたい焼きを売っているおじさんのもとに足を向けた。