ただ、まっすぐ君を想う。
バイト帰り凰ちゃんの家を通ったら
珍しく灯りがついてた
しかも
凰ちゃんの部屋
お父さんかお母さんかな?
それとも…
ドロボー!?
まさか…
玄関のドアを開けてみた
開いた
え、
まさか…
ドロボー
じゃなくて
凰ちゃん帰って来てる?
電話がきてから
まだ何日もたってない
早すぎない?
勝手に入って
勝手に2階の凰ちゃんの部屋に走った
「凰ちゃん!」
ドアを開けたら
抱きしめられた
え、
でも凰ちゃんじゃない
「%☆≠△$♪×¥☆&%!!!」
オリバーだ
大きいオリバーの隙間から
凰ちゃんが見えた
「凰ちゃん!」
「雛、おかえり
バイトだった?」
「え、うん、バイトだったけど…
凰ちゃんもおかえり
あ、オリバーもWelcome!」
オリバーにハグされてる私を
凰ちゃんが引き抜いた
「凰ちゃん…」
ホントに凰ちゃんが
帰って来た
「ただいま
さっき、雛の家行って来たんだ
ママしかいなかったけど…」
なんだ
凰ちゃんは
ハグしてくれないんだ
「凰ちゃんが今日帰って来るって知ってたら
私、バイト休んだのに…」
「しばらくは日本にいるから
無理に休んでもらわなくてもよかったよ」
それにしても
早すぎる
日本に帰るって連絡来たのが
確か一昨日で…
早すぎるよ
凰ちゃん
一昨日の私と
1ミリも変わっわてないよ
なんなら
1kg減った体重は
戻ったかもしれない
「凰ちゃん…」
まだ準備できてないけど
会いたかった
感動の再会
「very cute♡
♡♡÷≠△$♪♡&%♡♡!!!」
え…
「雛、オリバーから離れて
オリバー、興奮してるから…」
オリバーの顔が高揚してた
「オリバーが雛のこと気に入ってさ
日本の女の子はかわいいから
日本に来たいって…
それで一緒に転勤届け出したんだ
まぁ、オリバーがいた方が
オレも仕事しやすいからいんだけど…」
「Introduce a friend♡」
友達紹介して
「OK!My friends are so cute」
いいよ!私の友達はとてもかわいいよ
「え、雛、オリバーと喋れんの?」
「早口だとまだよくわからないけど
こっちに帰って来て英会話勉強してたの」
「へー…偉いじゃん」
凰ちゃんに褒められた
だって
卒業したら
凰ちゃんのところに行こうとしてたから