ただ、まっすぐ君を想う。

結婚式は

私が卒業してすぐに

ハワイで挙げた



お姉ちゃんも一緒に



私のせいで

結婚式を挙げなかったお姉ちゃん



いつも

迷惑かけてたね


ごめんね



いつも

自分の事より私の事を

優先して考えてくれてたんだね


ありがと



パパもママも

娘二人のウエディングドレスを

一度に見れて喜んでた



「お姉ちゃんのドレスの方が
綺麗だな…」



たぶん

ドレスじゃなくて

中身の問題



「そぉ?
雛の方が何倍もかわいいよ♡」



「凰ちゃんがそう言ってくれるなら
いっか♡」



「凰貴、聞こえてるんですけど!」



お姉ちゃんは美人で

私は相変わらずチンチクリン



イチゴのパンツは

もぉ履いてないけどね



「愛、体調大丈夫?
無理しないで…
ドレス、キツくない?」



「うん、大丈夫」



お姉ちゃんの旦那さんが

お姉ちゃんのお腹を

優しくさすった



…え?



「もしかして、お姉ちゃん
赤ちゃんいるの?」



「うん
雛に言うと
いいなー、お姉ちゃん!
て、絶対言うと思ったから
内緒にしてたのにな…」



うん

言うかも



「雛、オレはいつでもいいよ!
あ、でも子供2人も面倒見れるかな…
もぉ少し、雛と2人を楽しみたいな」



「そーだね♡凰ちゃん
私もしばらくは凰ちゃんと2人がいいな♡
え、子供2人って?」



「ん?雛がかわいい♡ってこと!」



「凰ちゃん、大好き♡」



単純な私の細胞は

凰ちゃんの♡で

すぐにキュンてなる



いい結婚式だったね



みんな笑顔で



凰ちゃん

幸せだよ





きっと

ずっと

ずっと



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