先生との恋・番外編集・
それはもう。流行しだした初めから。
元々そうじゃなくても過保護なのに。
過保護がさらにエスカレートして、パートへ行くのも話し合いしたなぁ。
「あ、ちょっと後輩からメールきて困ってるっぽい」
「お、じゃあまたにするか」
「はいはーい、またね」
椿の声に、同意して通話を終える会話。
3人で集まるのもなかなかで、こうして電話で話すことが増えた。
本当はカフェにランチに行きたいのに…!
話を聞く限り、それぞれの生活にそれなりに支障が出てきているようだ。
〔今はさ、ほとんどみんながこういう状態だけど、心は何年もみんなが自由に動き回ってる中、こうやって好きなこと出来ずに閉じ込められてたのかなって〕
さっきの言葉を反芻する。
そっか、当たり前すぎて忘れかけていたけど、そうだったなーと。