先生との恋・番外編集・




それはもう。流行しだした初めから。


元々そうじゃなくても過保護なのに。



過保護がさらにエスカレートして、パートへ行くのも話し合いしたなぁ。




「あ、ちょっと後輩からメールきて困ってるっぽい」


「お、じゃあまたにするか」

「はいはーい、またね」



椿の声に、同意して通話を終える会話。


3人で集まるのもなかなかで、こうして電話で話すことが増えた。



本当はカフェにランチに行きたいのに…!



話を聞く限り、それぞれの生活にそれなりに支障が出てきているようだ。




〔今はさ、ほとんどみんながこういう状態だけど、心は何年もみんなが自由に動き回ってる中、こうやって好きなこと出来ずに閉じ込められてたのかなって〕



さっきの言葉を反芻する。



そっか、当たり前すぎて忘れかけていたけど、そうだったなーと。



< 3 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop