先生との恋・番外編集・
「ね、私のこの病気って治ると思う?」
バイト友達と遊んでいて、すこし走り回っていたら久しぶりに起きた発作。
いつものごとく、朦朧とする意識でかかりつけのこの病院を伝えて、運ばれたところまでは覚えてる。
そして、案の定入院。
はい。このパターン。
発作さへ乗り越えればわりと平気なので、波は過ぎ落ち着いた私の元へいつもの変わらない笑顔でやってきた清水先生。
だけど、今回はいつもと違って。いや、違うくはないけど違うくて。
先生はこの分野ですっごく上の方のベテランだから、よく研修医がついてて様子を見に来てくれる時に一緒についてくることはよくあったんだけど、
今回はなんと、私の担当をすると。
そう説明する先生の隣に立っていたその男は頭を下げた。
若いからか、いきなりちゃん付けにしてきたそいつ…
高橋に舐められたくないと思ったあたし。
そのあと、また様子をみにきた高橋に、あたしは意地悪で聞いたんだ。