依存妻と狂愛する俺
一方の未雷━━━━━━
「鷹司さん、奥さんってどんな方なんですかぁー」
「どんな?」
花田や他の女性社員に質問責めにあっていた。
「可愛いよ。可愛くて、小さくて、甘い」
「へ、へぇー
…………写真ないんですか?」
「あるよ」
「えー!!見せてくださいよぉー」
「嫌だよ。もったいないもん」
そう言って未雷は、ビールジョッキを傾けた。
「えーー!!見てみたいなぁー」
「俺、見たことあるよ!」
男性社員が、不意に言った。
未雷の動きが、ピタッと止まる。
「確かに、小さくて、可愛い子だった!」
「へぇー、そうなんだぁー!」
「何系の子?」
「芸能人で言ったら、誰に似てる?」
「うーん…そうだなぁー」
ガンッ━━━━━!!!!!!
「え……」
「鷹司…さ…ん…?」
未雷が、乱暴にジョッキをテーブルに置く。
「これ以上、僕の奥さんの話をするなら帰るよ」
いたっていつもの未雷。
微笑んでいて、声のトーンも普通。
しかし、雰囲気が黒く染まっていた。
「君のその目、潰しちゃおうかなー」
「え………」
「…………フフ…なーんてね(笑)
あ、奥さんから電話だ!ごめん、やっぱ帰るね!」
未雷は軽く手を振って、居酒屋を出たのだった。
「もしもし?風愛?」
『…っつ……未雷く…未雷くん!』
「風愛!?泣いてる?どうした!?」
『雄飛…くん…に……ひっく…無理矢理……』
(やっぱり、ヤったんだ……あいつ……)
「大丈夫だよ!すぐに行く!今どこ?」
風愛に言われた場所に向かうと、小さく身を縮ませた風愛がいた。
「風愛!!」
「……っあ!未雷くん!!」
未雷の存在に気づいた風愛は、未雷に抱きつく。
未雷も風愛を抱き止め、そのまま力強く抱き締める。
「もう大丈夫だからな!風愛」
(これで心置きなく、雄飛を消してあげられる)
「未雷くん」
「ん?」
「私、雄飛くんのこと確かに忘れられなった」
「うん…」
「勝手だけど、そのまま雄飛くんを好きだったこと…良い思い出として生きていきたかった」
「…………うん。
大丈夫。俺が、雄飛の“全てを”風愛の中から消してあげる。
それで風愛は、本当に……俺しかいなくなる」
未雷の狂愛は、最高峰に達していた━━━━━━━
「鷹司さん、奥さんってどんな方なんですかぁー」
「どんな?」
花田や他の女性社員に質問責めにあっていた。
「可愛いよ。可愛くて、小さくて、甘い」
「へ、へぇー
…………写真ないんですか?」
「あるよ」
「えー!!見せてくださいよぉー」
「嫌だよ。もったいないもん」
そう言って未雷は、ビールジョッキを傾けた。
「えーー!!見てみたいなぁー」
「俺、見たことあるよ!」
男性社員が、不意に言った。
未雷の動きが、ピタッと止まる。
「確かに、小さくて、可愛い子だった!」
「へぇー、そうなんだぁー!」
「何系の子?」
「芸能人で言ったら、誰に似てる?」
「うーん…そうだなぁー」
ガンッ━━━━━!!!!!!
「え……」
「鷹司…さ…ん…?」
未雷が、乱暴にジョッキをテーブルに置く。
「これ以上、僕の奥さんの話をするなら帰るよ」
いたっていつもの未雷。
微笑んでいて、声のトーンも普通。
しかし、雰囲気が黒く染まっていた。
「君のその目、潰しちゃおうかなー」
「え………」
「…………フフ…なーんてね(笑)
あ、奥さんから電話だ!ごめん、やっぱ帰るね!」
未雷は軽く手を振って、居酒屋を出たのだった。
「もしもし?風愛?」
『…っつ……未雷く…未雷くん!』
「風愛!?泣いてる?どうした!?」
『雄飛…くん…に……ひっく…無理矢理……』
(やっぱり、ヤったんだ……あいつ……)
「大丈夫だよ!すぐに行く!今どこ?」
風愛に言われた場所に向かうと、小さく身を縮ませた風愛がいた。
「風愛!!」
「……っあ!未雷くん!!」
未雷の存在に気づいた風愛は、未雷に抱きつく。
未雷も風愛を抱き止め、そのまま力強く抱き締める。
「もう大丈夫だからな!風愛」
(これで心置きなく、雄飛を消してあげられる)
「未雷くん」
「ん?」
「私、雄飛くんのこと確かに忘れられなった」
「うん…」
「勝手だけど、そのまま雄飛くんを好きだったこと…良い思い出として生きていきたかった」
「…………うん。
大丈夫。俺が、雄飛の“全てを”風愛の中から消してあげる。
それで風愛は、本当に……俺しかいなくなる」
未雷の狂愛は、最高峰に達していた━━━━━━━