依存妻と狂愛する俺
スマホを取りだし、妻の風愛にメッセージを送る。
『今、終わったよ!
今から帰るね。ちゃんと、いい子にしてる?』
なかなか“既読”にならない。
『風愛?何してるの?』
ならない━━━━━━
『ほら、もう…5分経った。俺の許容範囲は、10分だよ』
未雷のスマホを握る手に力が入る。
ギリギリと………
このままでは、スマホが握り潰されるのでは……という時に電話がかかってきた。
「もしもし?」
『あ、未雷くん!ごめんね!』
「ううん。7分だから、許してあげるよ?
でも、どうしたの?」
『トイレに行ってたの』
「ん?体調悪い?」
『ううん。女の子の日…始まっちゃって……』
「あ……そうか…その時期だね。
大丈夫?身体、温かくしてる?」
『うん。未雷くんが買ってくれた腹巻きしてる(笑)
ただね…ちょっと、きつくて……ご飯…』
「大丈夫。帰ったら、俺が作るから!
とりあえず、急いで帰るね!」
『うん、ごめんね…』
未雷が自宅マンションに帰りつく。
風愛は、ソファで横になっていた。
「風愛」
「あ…未雷く…おかえり…なさ……」
ゆっくり身体を起こす、風愛。
「ん。ただいま!いいよ、寝てて!」
未雷は風愛を優しく寝かせる。
そして、風愛の腹の辺りをゆっくり撫でた。
「ん…落ち着く……」
「ほんと?」
「うん…未雷くんの手って、安心するの」
「フフ…じゃあ、もうしばらく撫でてるね!」
そして反対の手で、頭を撫でた。
「フフ…気持ちいい……」
微笑む、風愛。
目がトロンとしてきている。
「ヤバ…風愛、可愛すぎ……
抱きたくなってきた……」
「今日はダメだよ…」
「わかってるよ……一週間、ちゃんと我慢する……
その代わり、一週間後…いっぱいご褒美ちょうだいね!」
未雷の顔が近づいて、口唇が重なった。
そのまま額や目元、頬に未雷の口唇が落ちてくる。
「ちょっ…未雷…く……やだ…」
「ん…ごめん……キスだけ……ヤバ…止まんねぇ…」
「お願…やめ…て…////」
「フフ…可愛い……可愛い…
風愛は可愛い……」
「未雷くんは、綺麗……」
未雷の頬に触れる、風愛。
「フフ…もっと、触って?気持ちいい…」
風愛の手が、頬から首…鎖骨へと滑る。
そこへ未雷のスマホが震えだした。
「あ、未雷くん、スマホ」
「今は二人の時間。風愛、もっと触って。
俺はこれ以上できないから」
「でも気になるよ…」
ずっと震え続けるスマホを見ながら言う、風愛。
「……チッ…」
舌打ちをした未雷は、スマホを確認する。
「課長か…」
「仕事?」
「無能は、困る…」
「未雷…くん…?」
またスマホが震えだす。
「あーーーーー!!!」
一度奇声をあげた、未雷。
「もしもし?すみません、ちょっとバタバタしてて…」
窓側に移動し、穏やかな声で電話に出た。
『今、終わったよ!
今から帰るね。ちゃんと、いい子にしてる?』
なかなか“既読”にならない。
『風愛?何してるの?』
ならない━━━━━━
『ほら、もう…5分経った。俺の許容範囲は、10分だよ』
未雷のスマホを握る手に力が入る。
ギリギリと………
このままでは、スマホが握り潰されるのでは……という時に電話がかかってきた。
「もしもし?」
『あ、未雷くん!ごめんね!』
「ううん。7分だから、許してあげるよ?
でも、どうしたの?」
『トイレに行ってたの』
「ん?体調悪い?」
『ううん。女の子の日…始まっちゃって……』
「あ……そうか…その時期だね。
大丈夫?身体、温かくしてる?」
『うん。未雷くんが買ってくれた腹巻きしてる(笑)
ただね…ちょっと、きつくて……ご飯…』
「大丈夫。帰ったら、俺が作るから!
とりあえず、急いで帰るね!」
『うん、ごめんね…』
未雷が自宅マンションに帰りつく。
風愛は、ソファで横になっていた。
「風愛」
「あ…未雷く…おかえり…なさ……」
ゆっくり身体を起こす、風愛。
「ん。ただいま!いいよ、寝てて!」
未雷は風愛を優しく寝かせる。
そして、風愛の腹の辺りをゆっくり撫でた。
「ん…落ち着く……」
「ほんと?」
「うん…未雷くんの手って、安心するの」
「フフ…じゃあ、もうしばらく撫でてるね!」
そして反対の手で、頭を撫でた。
「フフ…気持ちいい……」
微笑む、風愛。
目がトロンとしてきている。
「ヤバ…風愛、可愛すぎ……
抱きたくなってきた……」
「今日はダメだよ…」
「わかってるよ……一週間、ちゃんと我慢する……
その代わり、一週間後…いっぱいご褒美ちょうだいね!」
未雷の顔が近づいて、口唇が重なった。
そのまま額や目元、頬に未雷の口唇が落ちてくる。
「ちょっ…未雷…く……やだ…」
「ん…ごめん……キスだけ……ヤバ…止まんねぇ…」
「お願…やめ…て…////」
「フフ…可愛い……可愛い…
風愛は可愛い……」
「未雷くんは、綺麗……」
未雷の頬に触れる、風愛。
「フフ…もっと、触って?気持ちいい…」
風愛の手が、頬から首…鎖骨へと滑る。
そこへ未雷のスマホが震えだした。
「あ、未雷くん、スマホ」
「今は二人の時間。風愛、もっと触って。
俺はこれ以上できないから」
「でも気になるよ…」
ずっと震え続けるスマホを見ながら言う、風愛。
「……チッ…」
舌打ちをした未雷は、スマホを確認する。
「課長か…」
「仕事?」
「無能は、困る…」
「未雷…くん…?」
またスマホが震えだす。
「あーーーーー!!!」
一度奇声をあげた、未雷。
「もしもし?すみません、ちょっとバタバタしてて…」
窓側に移動し、穏やかな声で電話に出た。