依存妻と狂愛する俺
『鷹司くん、何度もごめんね。
月曜日の会議で使う資料の事なんだが……』
「はい。どうかされましたか?」
『今から会社、戻ってこれないかな?』
未雷の雰囲気が、黒く落ちた。
「未雷…く…」
「すみません!妻が体調崩してて、今からは難しいです。月曜日に、少し早目に出勤して確認します」
『そうなんだね。
こっちこそ、大変な時にごめんね。
じゃあ……月曜日に』
「………」
「未雷くん?」
「風愛」
振り返った未雷は、微笑み風愛に近づく。
「━━━━━━!!!!?」
風愛はその笑顔を見て、緊張が走る。
未雷は無言で抱き上げ、ベッドルームに向かった。
ベッドにゆっくり下ろし組み敷いた。
「未雷くん、今日はダメだよ」
「わかってる」
未雷の啄むようなキスが、身体に落ちてくる。
「んんっ…お願……もう…やめ…」
口元を手の甲で押さえる、風愛。
「胸くそ悪いんだ。あの無能課長……だから、癒して?
ほら、手繋ご?」
手の甲を押さえていた風愛の手を掴み、指を絡め握る。そして風愛の額に自身の額をくっつけた。
「キスだけでも、愛し合うことできるよ?」
「うん…」
未雷のキスをひたすら受け、今少し遅い夕食中の二人。
「ん。美味しい~ほんと…何でもできるよね、未雷くん」
「そう?風愛、幸せそ~可愛い~」
未雷は微笑みながら、風愛の頬を軽くつまんだ。
「仕事も、家事も、喧嘩だって強いし……未雷くんは、苦手なモノなんてないでしょ?」
「…………あるよ」
「え?」
ずっと微笑んでいた、未雷。
ふと、真顔になった。
「俺と風愛の仲の邪魔をする奴等」
「え……未雷…くん…?」
「風愛は俺だけのモノなのに、やたら色んな奴が邪魔しようとする。
そうゆう奴等は苦手」
「そう…だ…ね…」
風愛は顔が引きつっていた。
━━━━━━━━━━━━━━━
「風愛、先に風呂入ってきな!」
「あ、うん…」
未雷を見つめる、風愛。
「ん?一緒に入りたい?
でも、女の子の日の時はやめておこうね!
バイ菌が入っちゃ大変だから」
「未雷くん、ドア越しでいいからいてくれない?」
「うん、もちろん!」
「未雷くん、いる?」
「いるよー」
風呂のドア越しに話す、二人。
今日のように未雷の機嫌が悪い日は、風愛は不安になりこんな風に離れるのを極端に嫌うのだ。
「未雷くん、ちゃんといる?」
「いるよ!」
「未雷くん、今日仕事どうだった?」
「いつも通り、課長のフォローばっかしてたよ」
「なんだか、未雷くんが課長さんみたいだね」
「そう。
ウチの課長、無能だから!いっそのこと、消えてくんないかなぁ~」
ドア越しなのに、未雷の凄まじい恐ろしさを感じる風愛。思わず身震いする。
少し熱めのお湯に浸かっているのに、寒気がしていた。
月曜日の会議で使う資料の事なんだが……』
「はい。どうかされましたか?」
『今から会社、戻ってこれないかな?』
未雷の雰囲気が、黒く落ちた。
「未雷…く…」
「すみません!妻が体調崩してて、今からは難しいです。月曜日に、少し早目に出勤して確認します」
『そうなんだね。
こっちこそ、大変な時にごめんね。
じゃあ……月曜日に』
「………」
「未雷くん?」
「風愛」
振り返った未雷は、微笑み風愛に近づく。
「━━━━━━!!!!?」
風愛はその笑顔を見て、緊張が走る。
未雷は無言で抱き上げ、ベッドルームに向かった。
ベッドにゆっくり下ろし組み敷いた。
「未雷くん、今日はダメだよ」
「わかってる」
未雷の啄むようなキスが、身体に落ちてくる。
「んんっ…お願……もう…やめ…」
口元を手の甲で押さえる、風愛。
「胸くそ悪いんだ。あの無能課長……だから、癒して?
ほら、手繋ご?」
手の甲を押さえていた風愛の手を掴み、指を絡め握る。そして風愛の額に自身の額をくっつけた。
「キスだけでも、愛し合うことできるよ?」
「うん…」
未雷のキスをひたすら受け、今少し遅い夕食中の二人。
「ん。美味しい~ほんと…何でもできるよね、未雷くん」
「そう?風愛、幸せそ~可愛い~」
未雷は微笑みながら、風愛の頬を軽くつまんだ。
「仕事も、家事も、喧嘩だって強いし……未雷くんは、苦手なモノなんてないでしょ?」
「…………あるよ」
「え?」
ずっと微笑んでいた、未雷。
ふと、真顔になった。
「俺と風愛の仲の邪魔をする奴等」
「え……未雷…くん…?」
「風愛は俺だけのモノなのに、やたら色んな奴が邪魔しようとする。
そうゆう奴等は苦手」
「そう…だ…ね…」
風愛は顔が引きつっていた。
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「風愛、先に風呂入ってきな!」
「あ、うん…」
未雷を見つめる、風愛。
「ん?一緒に入りたい?
でも、女の子の日の時はやめておこうね!
バイ菌が入っちゃ大変だから」
「未雷くん、ドア越しでいいからいてくれない?」
「うん、もちろん!」
「未雷くん、いる?」
「いるよー」
風呂のドア越しに話す、二人。
今日のように未雷の機嫌が悪い日は、風愛は不安になりこんな風に離れるのを極端に嫌うのだ。
「未雷くん、ちゃんといる?」
「いるよ!」
「未雷くん、今日仕事どうだった?」
「いつも通り、課長のフォローばっかしてたよ」
「なんだか、未雷くんが課長さんみたいだね」
「そう。
ウチの課長、無能だから!いっそのこと、消えてくんないかなぁ~」
ドア越しなのに、未雷の凄まじい恐ろしさを感じる風愛。思わず身震いする。
少し熱めのお湯に浸かっているのに、寒気がしていた。