未来行きバス
「あの人、なんか睨んでくるんだけどぉ~…」

「やだぁ、キモーい」

「変態オジサンが狙ってきてまぁ―す!!」

「助けてぇ~~~~~~」


男の人は再びうつむく。

違う、私じゃない。


ごめんなさい…。心の中で呟いた。


私じゃなくてごめんなさい。

私が睨まれなかって、ごめんなさい。
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