お見合いマリアージュ~敏腕弁護士との仮初めの夫婦生活??彼の愛は予想外でした(短編)~
「…お前…日比谷社長から訊いた話では、今も弁護士の夢諦めていないようだな…」

「あ…まぁ―・・・」

「結婚したら、俺の事務所で働かないか??」

「遠慮しておきます…」

あの時のようにこき使われ、鬼のように怒られるのは目に見えている。
「…俺の下で働くと皆…辞めていくんだ…お前ぐらいなもんだ…長く続いたのは…」

「それは貴方がこき使うからでしょ?自覚ないんですか?」

「ある」

「あるなら…もう少し…」

「そうだな…」

反論するかと思ったが、彼にしては素直に私の意見に同調した。

「瓜生さん?」


突然、瓜生さんが隣に腰を下ろして来た。


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