お見合いマリアージュ～敏腕弁護士との仮初めの夫婦生活？？彼の愛は予想外でした（短編）～

「与、与奈？」

俺が仕事を終え、シャワー浴びて、リビングに行くと与奈がソファでバスローブのままうたた寝していた。

「起きろっ！！」

全部やると言ったのを真に受け、彼女はワインボトルを一人で飲み干していた。

「全く…こんなところで寝たら、風邪引くだろ！！」

俺の怒鳴り声にも全く反応ナシ。
彼女の眠りは深い。

俺は彼女をお姫様抱っこして、寝室のベットに運び入れた。

バスローブの袂は開け、胸の谷間がチラリと見える。

意外とくっきりとした谷間があり、胸もボリュームがありそうだった。コイツは着痩せするタイプか。

あ、何を考えてんだ!?俺。

俺が与奈を寝室まで運び込み、ベットへと寝かせ、去ろうとカラダを離した瞬間を狙ったように彼女の腕が首許に回って来た。

「お、おいっ！？」
ベットが二人の重みを受け止める。
俺は彼女のカラダの上に倒れ込んだ。
慌てて四肢を立てて、体勢を立て直し密着したカラダを引き離したが、彼女の両手は俺の首に回ったまま。