お見合いマリアージュ~敏腕弁護士との仮初めの夫婦生活??彼の愛は予想外でした(短編)~
「こんなに野菜貰っても、二人では食べきれないよ」

「葵たちの所や凜太朗君の所におすそ分けすればいいでしょ?瓜生」

「分かった。責任もって、俺が二人の分預かって渡しておくよ」

「お願いね」

「お邪魔しました」

「また、遊びに来てね、与奈ちゃん」

「はい、お義母さん。今後ともよろしくお願いします」

「こちらこそよろしくね」

私達は話をしている間に瓜生さんは採れたての野菜が入った段ボール箱をトランクに詰め込んだ。

「じゃ畑に居る父さんにもよろしく」

「分かったわ。元気でね。瓜生」

「あぁ」

私達は車に乗り込んで、東京に向かって帰っていった。

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