運命の赤い糸

出会い

朝7時ーーー
澪の自宅ーー

澪《れい》 「おはよー愛菜《まな》ー?朝だぞーご飯食べよーなー」

愛菜 「むー、んんわぁぁぁあ!!!」

澪 「おーおー、どした」

澪がオムツを確認する

澪 「おー、そーかそーか朝から快調だなぁ。今変えるからなー?」

愛菜 「んわぁぁあー!」

澪 「はいはい、ちょっと待ってくれー」

愛菜 「ぐずん、ううぅぅーー、、」

澪 「おー、えらいえらい」

澪がオムツを変えている

澪 「ん、え、待てよ?今日何日だ?」

澪が目覚まし時計を見る
そこには4月8日6時8分とある

澪 「………………あ、終わった。なー、愛菜ー?俺終わったわ」

愛菜 「むー?」

澪 「んぁぁぁぁぁああああ!!日にち間違えてたんだけどぉおおおお?!」
「え、どーするよマジ。。あー、とりあえず遅れてもいいから、、、ってか姉貴おっせーんだよ!ぁぁあああ!!もう!((汗))」



大学の入学式が終わり各クラス担任から説明を受けるため教室に集められている


ーーチャイムが鳴る

女子生徒A 「ほんとに同じクラスなれて良かったぁー!」

女子生徒B 「ほんとにね!!同じ学科行けたと思ったら同じクラスにまでなるなんて!」

生徒A 「だよね!!それにしてもここって色んな所から人来るっぽいねー」

先生 「よーし、お前らー静かにしろー。
この時間で授業について説明して終わりだからなー。」


教室のドアが開く
ーーーガラガラガラ

澪 「さーせん。遅れましたぁー。」

先生 「おいお前入学式の日に遅刻はだっ」

遮るように澪が話す

澪 「いや、だから謝ってるじゃないすか?」

先生 「なっ、おまっ、まぁーいい次こんなことがあったら分かってるだろうな」

澪 「あーい、分かってまぁーす。」

話しながら澪が自分の席に勝手に座る

生徒B 「あ、私あの人知ってるー」

生徒A 「え!まじ?!なんかチャラそうだけどだいぶイケメンだよね?!あの人!」

生徒B 「あれだよー、なんか西高の子で2年で急に不登校になって性格凄い変わったって。挙句の果てに喧嘩ばっかしてたらしいし。」

生徒A 「えー?まじー??
でも確かに軽くは声掛けられないかも、、」

席に座った澪と雄真の目が合う
と同時に教室中に何か甘い香りが漂う

雄真 (んっ゛//なんだこれっ、。?!、あいつか?)

男子生徒A 「なんか甘い匂いしないか?」

男子生徒B 「あぁ、なんだこれ、でもなんか…」

澪 (え??、っなに、?っ!!?!まさか!!?)


澪が教室から逃げるように走って出ていく
雄真が頬を赤らめながら澪が走っていった方向を見つめている


女子生徒A 「あっ、出て行っちゃった。。」

女子生徒B 「やっぱ変なやつー」

女子生徒A、Bに
雄真 「あの子の話詳しく聞かせてよ」

生徒B 「え?!あ、はい// いいですよ!///

雄真の後ろの席にいたある男子生徒が雄真の肩を叩く

男子生徒(?)おいお前


雄真が後ろに振り向く
生徒A、Bの話を聞いていた女子生徒達が雄真を見て騒いでいる

男子生徒(?)「俺白石蓮ってんだ。よろしくな。いきなりだけどよぉ、あいつと同じ高校だったから知ってるけどあいつろくな奴じゃねーからあんま干渉すんな」

雄真 「俺は佐々木 雄真。え、なんで?」

蓮 「なんでもあいつ一時期隣に通りかかったやつ片っ端から殴ってたって話だぜ?」

雄真 「へー、それ実際に見たの?」

蓮「えっ?、いや、見てねーけど俺はそう聞いたぜ?」

雄真 「そっか。ありがとう。」

蓮 「てかお前女子から凄いモテそうだな
今も騒がれてるし。なんか生粋の‪α‬って感じー?羨ましいわーマジで」

雄真 「そんないいものでもないよ」

蓮 「はぁー?‪α‬とか羨ましいの他に言うことないだろ」

先生 「じゃあ今から配るものに目を通してーー」



ーーー放課後

澪、大学から出ようと門に向かって歩いている

澪 (んっとマジでやらかしたな今日)
(てかさっきのあれ、、放課後までトイレで誤魔化したけどよー発情期はこの間来たばっかなのに、なんでだ?薬も飲んでたしなぁー。病院行って相談するかー)

?? 「澪ー!!」

澪 (あ?)

澪が遠くから手を振っている誰かをみる

澪 「はぁ?!姉貴?!!!なんで?!」

周りの生徒がその光景を見て何か話しているのかザワついている

澪が姉の元に駆け寄る

澪 「姉貴!!なんで来んだよ!俺は愛菜を見といてくれって頼んだのに!」

姉 「なぁーに言ってんの!あんたがこの可愛い可愛い愛菜ちゃん私にあずけたせいで可愛すぎて仕事が何も手につかなかったのよ!?どーしてくれるのよほんとに!」

澪 「知らねーよ!朝電話した時には大歓迎っつってただろーが!」

そこに雄真がやってくる。
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