毒舌な君の,ひどく甘い素顔
君にときめくその瞬間
昼休み,窓から顔を出すと,今田くんが見えた。
男子と楽しそうにサッカーをしている。
今田くんはあまり笑わないけど,サッカーをして男子と笑い合う顔は,すっごくきらきらしていて,弾ける勢い。
「きゃーっかっわいい~!」
そのすこし離れたところで,女子が騒いでいるのも見える。
昼が終わると,沢山の女子を引き連れて男子が戻ってくる。
もちろん今田くんもその1人。
「いやー,お前ほんと面白いよな」
今田くんと肩を組む男の子が,そんなことを言う。
「いやそれな」
「は? なにが」
同意する男子と,とたんに不機嫌そうな顔になる今井くん
「いやーな? お前一人称僕だし,すかしてんなぁと思ってたんだけどよ,実はツンデレなだけのめっちゃいい奴じゃん」
今井くんすっごく優しいよね,なんて思わず私も頷きそうになった。
「うるさい」
なんて全く痛くなさそうな力で今井くんを褒めた男子を今井くんがこずくのがみえる。
「いや、そうゆうとこな」
「それ」
また他の男子にいじられながら今井くんが座った時。
「あの,これ,先生が……」
今井くんを好きなんだろう女子が,今井くんの毒舌を恐れながらおずとずとノートを差し出した。
男子と楽しそうにサッカーをしている。
今田くんはあまり笑わないけど,サッカーをして男子と笑い合う顔は,すっごくきらきらしていて,弾ける勢い。
「きゃーっかっわいい~!」
そのすこし離れたところで,女子が騒いでいるのも見える。
昼が終わると,沢山の女子を引き連れて男子が戻ってくる。
もちろん今田くんもその1人。
「いやー,お前ほんと面白いよな」
今田くんと肩を組む男の子が,そんなことを言う。
「いやそれな」
「は? なにが」
同意する男子と,とたんに不機嫌そうな顔になる今井くん
「いやーな? お前一人称僕だし,すかしてんなぁと思ってたんだけどよ,実はツンデレなだけのめっちゃいい奴じゃん」
今井くんすっごく優しいよね,なんて思わず私も頷きそうになった。
「うるさい」
なんて全く痛くなさそうな力で今井くんを褒めた男子を今井くんがこずくのがみえる。
「いや、そうゆうとこな」
「それ」
また他の男子にいじられながら今井くんが座った時。
「あの,これ,先生が……」
今井くんを好きなんだろう女子が,今井くんの毒舌を恐れながらおずとずとノートを差し出した。