希望をくれた君と私の物語 〜短編〜 実話です☆
君の助け
〜side Yusuke〜
「希愛―? 今日元気なかったよね。やっぱり心配で電話かけちゃった。」
俺は何度も悩んだが、やっぱり希愛に電話をかけることにした。
「うん… ありが、とう…」
朝よりも深刻そうな声が聞こえる。
やっぱりおかしい。
「希愛、一回外出られる? 公園、あの桜公園のいつものベンチに来て。」
どうしたんだろう。
希愛の話を聞きたい。