希望をくれた君と私の物語 〜短編〜 実話です☆
〜side Yusuke〜
ーピーンポーン。
「おはよー!希愛。昨日のカフェ美味しかったね〜今日はどこ行こっか?」
「ごめん。今日は用事があって早く家に帰りたい。」
「そっか〜。じゃあ明日映画とかいかない?」
「明日も無理かも。ごめんね。」
この時、俺は違和感を感じた。
普段の希愛なら快諾してくれるはずなのに、今日はやけにテンションが低い。
「どうしたの?」
「ん?なにがー?」
やっぱりなんか隠している気がする。
けど、ここで踏み込んでも、余計に希愛を苦しめるだけかもしれない。
とりあえず今は聞かないで希愛を明るくしてあげよう。
俺は考えもしなかった。
この一つの決断が、大きく後悔することになるなんて。