溺愛もふもふ甘恋同居〜記憶喪失な彼のナイショゴト〜
言われて、王子さまみたいなキラキラしたお顔にやられて、下心満載で尽くしましただなんて口が裂けても言えないと思ってしまった日和美だ。
「あ、あのっ、それは……」
でもだからと言ってすぐさまコレと言った言い訳も思いつけないのだからたちが悪い。
「それは?」
だが信武さんとやらはそんな日和美の誤魔化しを許してくれるつもりはないらしく――。
間近。
腰を抱かれたまま冷ややかに見下ろされて、タジタジの日和美は混乱する頭で「貴方の上に布団を落っことしてしまったので!」と、『この女、いきなり何を言い出すんだ?』と言うことを口走っていた。
「はぁっ⁉︎」
案の定、信武から眉間にしわを寄せて睨みつけられて、日和美の口から思わず「ひっ」と悲鳴が漏れる。
立神信武という男、めちゃくちゃ整った顔なだけに迫力があり過ぎてやばいのだ。
不破 譜和さんの時にはふんわりした雰囲気のおかげで〝美形の破壊力〟がかなり和らいでいたのだと、日和美は今更のように実感させられた。
でも――。
嘘ではないのだからそれを丁寧に説明するのが一番なのでは?と思い直して。
ビクビクと身体を縮こまらせながらも、日和美は懸命に説明を開始した。
「あ、あのっ、それは……」
でもだからと言ってすぐさまコレと言った言い訳も思いつけないのだからたちが悪い。
「それは?」
だが信武さんとやらはそんな日和美の誤魔化しを許してくれるつもりはないらしく――。
間近。
腰を抱かれたまま冷ややかに見下ろされて、タジタジの日和美は混乱する頭で「貴方の上に布団を落っことしてしまったので!」と、『この女、いきなり何を言い出すんだ?』と言うことを口走っていた。
「はぁっ⁉︎」
案の定、信武から眉間にしわを寄せて睨みつけられて、日和美の口から思わず「ひっ」と悲鳴が漏れる。
立神信武という男、めちゃくちゃ整った顔なだけに迫力があり過ぎてやばいのだ。
不破 譜和さんの時にはふんわりした雰囲気のおかげで〝美形の破壊力〟がかなり和らいでいたのだと、日和美は今更のように実感させられた。
でも――。
嘘ではないのだからそれを丁寧に説明するのが一番なのでは?と思い直して。
ビクビクと身体を縮こまらせながらも、日和美は懸命に説明を開始した。