溺愛もふもふ甘恋同居〜記憶喪失な彼のナイショゴト〜
 抽挿(ちゅうそう)のタイミングで、わざと今までの度重(たびかさ)なる刺激でちょっぴり膨らんでツンと立ち上がった日和美(ひなみ)陰核(いいところ)を肌で擦り上げるように刺激しながら、内側からもそこをめがけてこするようにしては奥を突く。

 子宮口が降りてきているらしく、最奥に達するたび先端がそこに触れるのが分かって。それが、日和美が感じてくれている証拠に思えてたまらなく嬉しい。

「ああんっ、や、……待っ、て……、あっ、ん」

 日和美が吐息とともに言葉を(つむ)都度(つど)、折角高めた快感が逃げ出してしまう気がした信武(しのぶ)は、それを閉じ込めたくて日和美の唇を塞ぐ。

「んんん……っ!」

 日和美の小さな口を噛みつくように覆った途端、くぐもった声を信武に口移ししてきた日和美が愛しすぎて、信武はそんな彼女をもっと(いじ)めてやりたくなった。

 苦しそうに逃げ惑う日和美の舌を執拗に追い掛けては絡め取り、きつく吸い上げては、隙間隙間でざらついた口蓋(こうがい)を舐め上げるようにくすぐる。

「んんっ、ふぁっ……、はぁっ」

 口付けにほんの少し隙間が出来るたび、日和美が苦しそうに吐息を漏らすのさえも惜しくて、全部全部自分の中へ閉じ込めてしまいたいと思って。

 信武は日和美が酸欠になるのもお構いなしに彼女に口付けを繰り返しながら、日和美がセックス自体初めてだということも忘れて激しく腰を打ち付ける。

「んっ、んんーーーっ!」

 日和美が大きく身体をのけ反らせて愛液とは少し違う温かな体液を膣内から溢れさせたのと同時。信武も薄い皮膜越し、日和美のなかへ欲望をぶちまけた。
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