溺愛もふもふ甘恋同居〜記憶喪失な彼のナイショゴト〜
「ああ。あん中で清佳が匠の手技で潮を吹いたってあったろ……。あれと一緒。お前が吹いたのはアポクリン腺液ってやつだ。――尿とは違う」
まさか自作に助けられるとは思っていなかった信武は、そんな説明をしながら日和美を浴室の床へそっと降ろしてやる。
「ひゃっ」
思いのほか床が冷たかったのだろう。
途端キュッと身体をすくませた日和美が、温もりを求めるみたいに信武にしがみ付いてきた。
(可愛すぎかっ)
なんて思いが溢れすぎると息子が再度漲ってしまいそうでヤバイので、信武はそんな日和美を《《無心で》》そっと抱き寄せてやりながら、湯張りスイッチを押す。
ついでにシャワーヘッドを壁の方へ向けてからシャワーコックをひねった。
足元を湯になる前の冷たい水が流れるからだろう。日和美のしがみ付きが一層強くなって。
柔らかな日和美の身体がキューッと肌に吸い付いてくるのを感じた信武は、内心(勘弁してくれ)と思ってしまった。
(また抱きたくなっちまうだろーがっ)
初心者相手、立て続けにそんなことをするのは鬼畜の所業だと思う。
だから理性を総動員して我慢しているというのに。
日和美の無自覚爆弾ぶりに、タジタジの信武だ。
湯気が立ち込め始めた浴室内で、日和美の下半身中心にシャワーを当てて優しく撫でさするように汚れを落としてやりながら、信武は心の中で仏説阿弥陀経を唱え続けている。
とはいえ経文の全てを知っているわけではないので、ラストの辺りに出る「南無阿弥陀仏」の繰り返しに過ぎなかったのだが。
まさか自作に助けられるとは思っていなかった信武は、そんな説明をしながら日和美を浴室の床へそっと降ろしてやる。
「ひゃっ」
思いのほか床が冷たかったのだろう。
途端キュッと身体をすくませた日和美が、温もりを求めるみたいに信武にしがみ付いてきた。
(可愛すぎかっ)
なんて思いが溢れすぎると息子が再度漲ってしまいそうでヤバイので、信武はそんな日和美を《《無心で》》そっと抱き寄せてやりながら、湯張りスイッチを押す。
ついでにシャワーヘッドを壁の方へ向けてからシャワーコックをひねった。
足元を湯になる前の冷たい水が流れるからだろう。日和美のしがみ付きが一層強くなって。
柔らかな日和美の身体がキューッと肌に吸い付いてくるのを感じた信武は、内心(勘弁してくれ)と思ってしまった。
(また抱きたくなっちまうだろーがっ)
初心者相手、立て続けにそんなことをするのは鬼畜の所業だと思う。
だから理性を総動員して我慢しているというのに。
日和美の無自覚爆弾ぶりに、タジタジの信武だ。
湯気が立ち込め始めた浴室内で、日和美の下半身中心にシャワーを当てて優しく撫でさするように汚れを落としてやりながら、信武は心の中で仏説阿弥陀経を唱え続けている。
とはいえ経文の全てを知っているわけではないので、ラストの辺りに出る「南無阿弥陀仏」の繰り返しに過ぎなかったのだが。