ずっと..ずっと..逢いたくて







..幸せなんだ。

..幸せいっぱいなんだ。




あの頃は..聖の家の方の空ばかりを見つめていた。


あの時は..聖の家の方の夕陽を見てばかりいた。



あの頃が懐かしい..

あの時とは違うんだよ..。



ふたりはそれぞれの席へと戻り、
私は飲み物ばかり飲んでいた。



聖は楓ばかり見つめていたし、
チラチラとこっちを見ていたのも分かっていた。


私の前にいる雄斗は、蒼と楽しそうに笑っていたりする。

そんな雄斗を見つめて、ほっこりしてしまっている。


今が幸せいっぱいだから、
聖と会ったとしても期待はしない..。
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