ずっと..ずっと..逢いたくて
楓もひとりで帰ろうとしている。
『楓、ありがとうね。またね』
『楓ちゃん、ありがとう..。』
『じゃあね』
『楓、送る..待て..。ありがとう..また..』
『大丈夫だよっ♪またね!』
送る..と言う聖..、
大丈夫だよっ。って言う楓。
ふたりに何が起こっているの?
ふたりはどうしたの?
『じゃあな..』
と、背を向けてしまう聖は..楓の元へと走ってゆく。
『こ、聖..』
『送る』
『ビックリするでしょ』
楓の背後から抱きついてしまう聖..
『素敵なカップルじゃん..』
『うん..』