ずっと..ずっと..逢いたくて
『楓ちゃん..一緒に帰らない?送って行くよっ』
『いやぁ、私は大丈夫..ありがとう』
『これ、俺の連絡先なんだよ。良かったら連絡してくれるかな..』
『あっ、ありがとう』
いつの間に書いたの..
小さな紙を手渡す村形クンがいる..。
近くで呆然と立ち尽くす聖がいて、気づいたのは蒼だったな。
『お前、復縁しろよ!きちんと伝えろ!』
『ああ、分かってる』
『頑張れ‼︎』
付き合っていたことを知っていたのは、私たちだけではなかった..
他のクラスの子たちにも、話は伝わっていた。