ずっと..ずっと..逢いたくて
聖は嫉妬していたんだと思う。
私を違う方面へ連れだしている..。
『ゆあ..あっち見るなよ』
『そ、そうだね』
この日は聖もが帰ると言い始め、また別の日。
【ゆあ、学校帰りに駅中のカフェに来れる?待ってます♪♪ かえで】
【学校帰りに寄るね!】
って、どうしたんだろう..。
楓から呼ばれてしまうなんて、ずっとなかった。
学校が終わり、雨が降る中を傘をさして歩く。
『楓っ、ごめんね..どうかしたの?』
『ゆあ、私..悩んでるのっ..』