ずっと..ずっと..逢いたくて







待ち合わせした訳でもなく、学校帰りに待ちぼうけされていたんだもんね。

イヤイヤな気持ちで、中途半端な気持ちでホテルに連れて行かれたんだもんね。

体調が悪くなっていた日以外は、毎日のように..。


苦しかったね、
しんどかったね..。


苦しかった..
充分苦しんだ..


助けてあげられなくてごめんね..、
本当に本当にごめんね..。



戻ってくるなり、楓は
『ごめんね、ありがとう..』って、私たちに頭を下げてくる。


『楓..頭あげて..大丈夫だから..ごめんね』

『ゆあ..』
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