ずっと..ずっと..逢いたくて
『あーん..ほら、美味しいでしょ』
『聖も食べて..はい、これ食べて..』
食べ合うように、お互いの口に持っていく仕草。
帰り道。
『聖ん家に行かない?』
『懐かしいなぁ..、行きたい』
今となれば良い思い出..。
中学時代、好きだった聖の家にひとりで行った。
あの頃は苦い思い出でしかなかった初恋。
懐かしい..聖のおうち。
『お邪魔します♪♪』
『改めてだけど、メリークリスマス♪♪ 』
『メリークリスマス』
自分ん家と変わらず、楓は聖の隣に座ってしまったり..横たわったり..。