ずっと..ずっと..逢いたくて
幼なじみのふたり、気づいたらずっと一緒にいた。
幼なじみの垣根を超えて、恋人未満のようになっている。
私は初恋の人だった聖を諦めたあの頃から、恋ひとつしていなかった..。
シオリと別れて間もない蒼は、そんな私に詰め寄ると..
『ゆあは好きな人は出来たのか?』
『いないし..あれから恋すらないんだよ』
『寂しいよな』
『寂しいね、冬が嫌だわ..』
結構、切実な悩みだったりして..
って、冬を前に..人恋しくなっているのは事実かもね。
頷く蒼は、何を言い出すかわからない面が多い。