ずっと..ずっと..逢いたくて
初恋の人
友達の挙式披露宴に出席して、
私自身の目の前に広がる景色は..
学生の頃に戻ってタイムスリップしたかのような感覚。
___..『ゆあ、逢いたかった..ただ..ただ..逢いたかった..』
言葉をかけてくれる聖..、
素直に喜んでしまっている私。
蒼と別れ、
出逢いは諦めていたに等しい。
その私の目の前には、初恋の人が現れてしまったんだから。
幼なじみの聖..
離れているウチに大人になってしまった..。
聖なんだけど、
昔好きだった聖じゃない。
挙式披露宴の直後、私たちの前から居なくなっていた蒼と楓..。
聖はあんなにも好きだった楓を探す訳でもなかった..。