ずっと..ずっと..逢いたくて
聖たちがマンションに向かって入っていく姿。
私..ストーカーだよね、ごめんなさい。
聖を好きがゆえ、こうするしか出来ない。
聖は私だと気づいてしまった..
近くで立ち止まり、私自身も気づいてしまった..。
ピンク色の可愛い靴を履いていたのは..、楓だったんだもん。
どうして..
どういうこと..
楓は蒼と..付き合っているはずだし..。
近くには蒼もいない。
『ゆあっ..』
『ごめんなさい』
私自身は颯爽と背を向けていた。
声をかけて欲しい..
追いかけて欲しい..。