ずっと..ずっと..逢いたくて
連絡を取る事をやめた私に、電話を掛けて来る楓..
『はい..』
『ゆあ、ごめんねぇ..。
聖から頼まれて..。
連絡してくれないかな..』
『ごめんなさい..』
プープープー..
私は大好きな友達からの電話をも切っていた。
『ゆあ、どうしたんだよ!
話をしたくて電話したのに..。
逢いたかった..、逢えなくてごめん..』
聖からの電話をも切り、しばらくの間は携帯すら開かなかった。
電源を入れたのは、病院に行った日の晩以来。
4日ぶりに電源を入れた携帯に、メールが10件..
すべて聖からのメールだった..。