ずっと..ずっと..逢いたくて
聖もいるし、会うのは嬉しいけど..
お邪魔は出来ないしねぇ。
私自身、楓とはたくさん話をしたい事があった。
メールや電話じゃ物足りないんだもん..、
今はたくさん笑いたい。
そう言っていた日からあっという間に..私の誕生日に。
家を出て、駅までを車に乗っていた。
『行って来いよ!気をつけてな..、
ゆあ..』
『うん?』
『誕生日おめでとう♪♪ 』
目の前には、優希が小さな箱を取り出している。
『な、何..』
『目つぶって』
言われるがまま、目を閉じている私の指先..
スルッと何やら違和感。