あやかし戦記 永遠の終わり
「とても、素敵です。でも目のやり場が……」
「こういう私はお嫌いですか?」
「いえ……」
そんな話をしながら、二人もパーティーホールへと歩いていく。次に姿を見せたのはチェルシーだ。
「ウィリアム!」
嬉しそうに、しかしどこか恥ずかしそうに手を振る彼女は深い緑のプリンセスラインのドレスを着ていた。レースがふんだんに使われ、花の装飾が施された華やかなドレスだ。
「とても可憐だ。きっと、チェルシーが一番美しいよ」
慣れたようにウィリアムはチェルシーの手を取り、チェルシーは頬を赤らめて「あなたも素敵よ!」と笑う。
そして二人も会場に向かい、次に「待たせたな」と言いやって来たのはツヤだった。
全員ドレスなのだが、彼女だけはケレトの民族衣装である着物に身を包んでいる。白い着物には草花や鶴が描かれており、頭には豪華な髪飾りが付けられている。そんな彼女の耳には、カスミソウの花がイヤリングにされて揺れていた。
「こういう私はお嫌いですか?」
「いえ……」
そんな話をしながら、二人もパーティーホールへと歩いていく。次に姿を見せたのはチェルシーだ。
「ウィリアム!」
嬉しそうに、しかしどこか恥ずかしそうに手を振る彼女は深い緑のプリンセスラインのドレスを着ていた。レースがふんだんに使われ、花の装飾が施された華やかなドレスだ。
「とても可憐だ。きっと、チェルシーが一番美しいよ」
慣れたようにウィリアムはチェルシーの手を取り、チェルシーは頬を赤らめて「あなたも素敵よ!」と笑う。
そして二人も会場に向かい、次に「待たせたな」と言いやって来たのはツヤだった。
全員ドレスなのだが、彼女だけはケレトの民族衣装である着物に身を包んでいる。白い着物には草花や鶴が描かれており、頭には豪華な髪飾りが付けられている。そんな彼女の耳には、カスミソウの花がイヤリングにされて揺れていた。