角砂糖より甘い先輩の溺愛は、今日も止まらない。
「恋ってね、すごくすごく楽しいんだよ。だから、いつか瑠衣も恋したらその楽しさが分かると思うんだ」
私が恋するときはくるのかなぁ……。
つばきちゃんは、可愛いからモテるんだろうけど私は、地味で平凡だから。
「瑠衣が自分で気づかなきゃいけないからこれ以上はもう言えないけど、私はいつでも応援してるから。いつでも話聞くから頼ってね」
つばきちゃんに相談してみたけど、やっぱり私には恋は早いような気がする。
先輩に対するどきどきが、恋なのか緊張からなのか、どちらなのかはっきりしていない。
でもきっと、私が恋なんてしてるはずない。
だって私が……先輩と釣り合うはずなんてないんだもん。