角砂糖より甘い先輩の溺愛は、今日も止まらない。
心配をかけたくないから、つばきちゃんには話したくないのに……。
「大丈夫大丈夫って言われると、なんだか私頼りないんだなって拒絶されてる気分になっちゃう。それってすごく……悲しいよ」
つばきちゃんは、かなしそうに眉尻を下げた。
心配かけたくないからって思ってたのに、逆に心配かけちゃうことになってるみたい。
私、間違ってるの?
「べつに無理にとは言わない。でも、苦しんでる瑠衣を見ると私も力になってあげたいなって思うの」
つばきちゃんは、どうして私のためにそこまで……。
私……やっぱり間違ってるのかな。
「……つばきちゃん、ごめんね」
気がつけば私は、言葉を紡いでいた。