これが我が一族の能力〜鎌倉時代編〜
私が修行をしていると、おばあちゃんが言ってきた。



「なぁ、明里。高校に入ったらこっちに住むか寮に入ったらどうだい?」
「寮はね、難しいよ。門限あるから」
「なら、私たちと暮らさないかい?」
「気持ちは嬉しいけど、私あの家にいたいの」



期待はしていない。
けれど、もしかしたらという気持ちがないわけじゃない。



「私には天后も愛美もいるから寂しくないよ」
「明里……。わかったよ、何かあったら遠慮なく相談するんだよ」
「うん!」



そして、私は無事卒業式を迎える。



「明里先輩ー!」



後輩の女の子たちが私に近づいて来る。



そして……。



「卒業おめでとうございます!」
「あ、ありがとう」



そう言って彼女たちは私に花束を渡してきた。


「明里先輩!今度は全国一になりますから、見てて下さいよ」
「へぇーそれは楽しみだね!結果楽しみにしてるよ」



私は剣道部に所属していた。
昔から剣道が好き。
私は、エースとしてみんなを引っ張ってきた。
私は何故か後輩達に慕われていた。



「私は高等部で待ってるからね」
「はい!」



無事卒業式を終えた私は愛美と家に帰っていく。
この日はおばあちゃんが卒業祝いをしてくれた。
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