これが我が一族の能力〜鎌倉時代編〜
「私は、水城愁一郎(ミズキ シュウイチロウ)」
「私は、明里です」
「明里、君は私の姉の子にしておくからね」
「?何故ですか?」
「君は"水城家の特殊能力"によってここに来た。だからだよ」
「水城家の特殊能力?」
特殊能力?
一体何?
「?知らないの?」
愁一郎という男性はそう訪ねてきた。
「明里、君たちには伝わってないかい?水城家のこと」
「もしかして、遥か昔に私たち水城家のご先祖様が水神様から授かった力ですか?」
「そうそれ!」
「"我ら水城家は水神を奉りし一族。
我ら水城家は水神様より能力を授かりし一族。
我ら一族はいかなる戦いにも参加してはならぬ。
そして、戦が起きようともどこにも属さぬ。"というのは古い文献にありましたけど」
「それにはまだ続きあるんだよ。その力が段々強くなってね、いつからかわからないけどさ、能力が強い人はさ稀に違う時代に飛ばされることがあるんだ。そして、明里。君は飛ばされたということは、それだけ力が強いし、当主になるのさえ可能なんだよ」
「……」
「ここは、源氏と平家が争っている時代だよ」
「源氏と平家?」
「源頼朝率いる源氏と平清盛率いる平家」
源氏と平家って千年近く前じゃ!?
「源平の歴史を知っているよね?ならば、忠告!歴史を変えることはあまりしちゃダメだよ」
「わかってますよ!おばあちゃんも言ってました。理由はわからないけど、きっとおばあちゃんはわかってたんですよ」
「それから、ここでの生活は心配しなくていいから」
「私、陰陽師としてもお手伝いできますし、家事もできますから。遠慮なく言って下さい」
そう言うと愁一郎という男性は遠くを見つめていた。
「私は、明里です」
「明里、君は私の姉の子にしておくからね」
「?何故ですか?」
「君は"水城家の特殊能力"によってここに来た。だからだよ」
「水城家の特殊能力?」
特殊能力?
一体何?
「?知らないの?」
愁一郎という男性はそう訪ねてきた。
「明里、君たちには伝わってないかい?水城家のこと」
「もしかして、遥か昔に私たち水城家のご先祖様が水神様から授かった力ですか?」
「そうそれ!」
「"我ら水城家は水神を奉りし一族。
我ら水城家は水神様より能力を授かりし一族。
我ら一族はいかなる戦いにも参加してはならぬ。
そして、戦が起きようともどこにも属さぬ。"というのは古い文献にありましたけど」
「それにはまだ続きあるんだよ。その力が段々強くなってね、いつからかわからないけどさ、能力が強い人はさ稀に違う時代に飛ばされることがあるんだ。そして、明里。君は飛ばされたということは、それだけ力が強いし、当主になるのさえ可能なんだよ」
「……」
「ここは、源氏と平家が争っている時代だよ」
「源氏と平家?」
「源頼朝率いる源氏と平清盛率いる平家」
源氏と平家って千年近く前じゃ!?
「源平の歴史を知っているよね?ならば、忠告!歴史を変えることはあまりしちゃダメだよ」
「わかってますよ!おばあちゃんも言ってました。理由はわからないけど、きっとおばあちゃんはわかってたんですよ」
「それから、ここでの生活は心配しなくていいから」
「私、陰陽師としてもお手伝いできますし、家事もできますから。遠慮なく言って下さい」
そう言うと愁一郎という男性は遠くを見つめていた。