もう一度、その声が聞きたかった【完結】
15:嫉妬と想い
あっという間に1ヶ月が過ぎ
今日はクリスマスイブ。
久しぶりに外でデートをする。
全身鏡の前でひとりファッションショー。
嫌でも自分の変化に気付く。
あの事件から体重は3キロ減り
肋骨がうっすら浮かぶ。
夜中に何度も目が覚め、目の下にはクマ。
きっと彼も言わないだけで
気づいているはず…。
東京に戻ってから
家に篭りがちで出掛けても
近所のスーパーやコンビニぐらいだった。
外ではメガネの男性が気になり目がいく。
今だに駅には行けないし
長い階段を見ると足がすくむ。
心の中には確実にトラウマになっていた。
デートの前に本社へ行き
会社で年明けの勤務について相談していた。
まだ接客することへの恐怖心が消えず
店舗への復帰は難しかった。
私は正直に今の現状を伝え
総務部長と話し合った。
一旦、総務部に所属して
本社で行う研修のトレーナーをすることになった。
彼も賛成してくれた。
しばらく接客からは離れた方がいいと。
今日はクリスマスイブ。
久しぶりに外でデートをする。
全身鏡の前でひとりファッションショー。
嫌でも自分の変化に気付く。
あの事件から体重は3キロ減り
肋骨がうっすら浮かぶ。
夜中に何度も目が覚め、目の下にはクマ。
きっと彼も言わないだけで
気づいているはず…。
東京に戻ってから
家に篭りがちで出掛けても
近所のスーパーやコンビニぐらいだった。
外ではメガネの男性が気になり目がいく。
今だに駅には行けないし
長い階段を見ると足がすくむ。
心の中には確実にトラウマになっていた。
デートの前に本社へ行き
会社で年明けの勤務について相談していた。
まだ接客することへの恐怖心が消えず
店舗への復帰は難しかった。
私は正直に今の現状を伝え
総務部長と話し合った。
一旦、総務部に所属して
本社で行う研修のトレーナーをすることになった。
彼も賛成してくれた。
しばらく接客からは離れた方がいいと。