もう一度、その声が聞きたかった【完結】
16:束縛
勇人の元へ戻る足取りは重く感じた。
圭介の発言は彼の耳にもしっかり届いただろう。
私が今まで隠していたことも…。
『さくら…帰ろうか』
「うん…」
駐車場までの道のり
来る時には繋がれていた手に
冷たい風があたり
彼の温もりがない手は
凍ってしまいそうなぐらい冷たい。
車の中でもお互い言葉を発する事はなかった。
彼の部屋に入り
私はソファに座る彼に話しかける。
「勇人、話があるの。」
『・・・・』
「聞いて欲しい…」
『……別れないよ』
「えっ…」
彼は立ち上がり
私の腕を掴み、冷たいベッドに押し倒した。
「ちょっ…勇人っ」
話す隙を与えない程、激しく唇が塞がれる。
彼の胸を叩いて抵抗するが
ビクともしなくて私はされるがまま。
今は私の話は聞きたくないのだろう。
とにかく彼が冷静になるのを待つしかない。
私は彼が与えてる快楽を素直に感じる。
体を重ねて目を見つめ合い
私の想いが彼に伝わることを願って…。
そんな時間が早朝まで続いた。
圭介の発言は彼の耳にもしっかり届いただろう。
私が今まで隠していたことも…。
『さくら…帰ろうか』
「うん…」
駐車場までの道のり
来る時には繋がれていた手に
冷たい風があたり
彼の温もりがない手は
凍ってしまいそうなぐらい冷たい。
車の中でもお互い言葉を発する事はなかった。
彼の部屋に入り
私はソファに座る彼に話しかける。
「勇人、話があるの。」
『・・・・』
「聞いて欲しい…」
『……別れないよ』
「えっ…」
彼は立ち上がり
私の腕を掴み、冷たいベッドに押し倒した。
「ちょっ…勇人っ」
話す隙を与えない程、激しく唇が塞がれる。
彼の胸を叩いて抵抗するが
ビクともしなくて私はされるがまま。
今は私の話は聞きたくないのだろう。
とにかく彼が冷静になるのを待つしかない。
私は彼が与えてる快楽を素直に感じる。
体を重ねて目を見つめ合い
私の想いが彼に伝わることを願って…。
そんな時間が早朝まで続いた。