もう一度、その声が聞きたかった【完結】
私も彼とちゃんと向き合わなければならない。

私は涙をふいて
しっかり彼の目を見た。

「私は森谷さんのこと好きなのか…
まだよくわからないです。

でも…

今朝、目が覚めた時とても幸せでした。

時間がかかるかもしれないけど…
私、前に進みたいです。」


彼は私の気持ちを聞いて
優しく抱きしめてくれた。

『ゆっくりでいい。
俺がずっと支えて、守るから。

さくら、俺の彼女になってくれますか?』


「……はい」
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