もう一度、その声が聞きたかった【完結】
会って顔をみながら話をする…
そんな当たり前の事だけど
すごく楽しくて時間があっという間に過ぎる。

気付けば、もう0時を過ぎていた。

明日というか今日休みなので
彼の家に泊まることにしていた。

大阪への引っ越し前にも何度か泊まり
必要最低限のお泊まりセットは
彼の家に置かせてもらっている。

私たちは順番にお風呂に入った。

寝室に入ると彼はベッドに腰掛けていた。

『おいで…』

近づいた私の手をとり抱きしめた。


彼からの温もりに体の力が抜ける。
2人の視線が絡まり、唇が重なる。

クチュといらやしい音が耳に伝わる。


彼の手が私の素肌に触れていく…


2人の熱く絡み合った時間が終わると
私は彼の腕の中で深い眠りに落ちた。
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