もう一度、その声が聞きたかった【完結】
勤務を終え、家に帰った。
もう見慣れた自分の家なのに
今日は落ち着かなくて
広い1Rをウロウロしては
ベッドに倒れ込み、また立ち上がる。
つい先日
勇人に自分の想いを伝えたばかりというのに
一目会っただけで頭の中は圭介のことばかり。
棚にある箱に目を向ける。
その中には…。
すぐに5年前の気持ちに
タイムスリップしてしまう。
ずっと夢にみてた
''さくら''と彼に呼ばれるのを…
もう一度、
その声が聞きたいと願っていたのに…。
胸がズキズキと痛む…。
勇人と交際を始めてから
あまり見なくなっていたあの夢。
再会した日の夜から
また彼の夢を頻繁に見るようになった。
もう見慣れた自分の家なのに
今日は落ち着かなくて
広い1Rをウロウロしては
ベッドに倒れ込み、また立ち上がる。
つい先日
勇人に自分の想いを伝えたばかりというのに
一目会っただけで頭の中は圭介のことばかり。
棚にある箱に目を向ける。
その中には…。
すぐに5年前の気持ちに
タイムスリップしてしまう。
ずっと夢にみてた
''さくら''と彼に呼ばれるのを…
もう一度、
その声が聞きたいと願っていたのに…。
胸がズキズキと痛む…。
勇人と交際を始めてから
あまり見なくなっていたあの夢。
再会した日の夜から
また彼の夢を頻繁に見るようになった。