明日もキミといられたら。
***

「だから、さっきとおんなじ公式を使うんだって………」

「こ、公式……?」

ノートにズラッと書かれた数字たち。

それを見るだけでなんとも不快に……っ

それに笑未くんもすっごく鬼怖だし……っ


「ほら、さっさと解くっ!」

そう言って私のほっぺをムニムニと触る笑未くん。

「は、はひ……はほ…へひふん……、ひはいへふ……(は、はい……あの…えみくん……いたいです……)」

「なーに言ってんのか分かんない。ほら解いて。」

「ウゲェ……」

わざそう声を漏らして疲れたことをアピールする私。

「もう、しょうがないな。なんか飲み物買ってくるから、解いてて。」

すると席をたった笑未くん。

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