明日もキミといられたら。
「へぇ、そうなんだ。それより、さっきため息ついてたけど、どうしたの?」

そう聞きながらこちらの机に来た柳瀬くん。

「それがね……なかなか問題が解けなくって……えへへ……」

苦笑いを浮かべながらそう告げる私。

「良かったら、ちょっとだけ教えようか?」

そんな柳瀬くんの提案に考え込んだ。

確か、自動販売機って少し場所、遠かったよね……?

それじゃあ笑未くんが戻ってくるまで教えてもらおうっ……!

「よろしくお願いしますっ!」

勢い良く立ち上がったせいで周りの人から冷たい目で見られた。

そんな姿をクスッと笑っていた柳瀬くん。

笑未くんでもそうだけど、恥ずかしい……

< 34 / 39 >

この作品をシェア

pagetop