明日もキミといられたら。
「とりあえず、やろっか。」

さっきまで笑未くんが座っていた椅子に今度は柳瀬くんが座った

こんなこというと失礼なんだけど…………

隣の人が笑未くんじゃないから距離が近いと感じるっ………

だってだって!いつも笑未くんとこんなに近い距離だったって認識してなかったし………

改めて彼氏なんだなぁ………

って、せっかく勉強見てもらっているのにこんなこと考えちゃだめか。

「由賀野さんってさ、いつから珠木くんと付き合っているの?」

そんな唐突な質問に思わずシャーペンの芯を折りそうになった

そんな慌てた姿を察したのか苦笑いで付け足した柳瀬くん。

「ごめん、いきなり過ぎだよね。」

「ううん、ちょっと驚いただけだよ……?」

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