明日もキミといられたら。
「はぁ~。大人になってバイオリンなんか弾かないっつーの。今日は体調が悪いって言っといて。」


「体調が悪いのですか?それでは専属の医者をお呼びしましょ……「やめて。あの医者、目線が気持ち悪いの。いかにも下心満載みたいな。」」


この執事もなんというか……バカ?のような感じ。


絶対、仮病って分かるのに真に受けちゃって話すのが面倒。


「ですが、体調が悪いと………「とにかくっ!今日はどこにも行かないから。」」


そう言い放って執事に背中を向けた。

「さようでございますか。では、元気になることをお教えしましょう。」


「元気になること?」

その言葉が気になるあたしは執事に問いただした。

「元気になるって………大食いとか、大人買いとか?」

っていってもあたし、少食だし、欲しいものないから大人買いとかもしないんだけど。

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