あなたとならどこまでも

自己紹介を終え席に座った成川光輝

お互い1番後ろの列だからか、また目が合う

なんなんだろうこの子?

私は適当に笑っといた

キーンコーンカーンコーン

チャイムの音と同時に、

「よし、全員の自己紹介も終わったことだし
今日はこれで解散!明日からは普通の授業だからな!気をつけて帰れよー」

はぁー、やっと帰れる

って言ってもまだ12時なんだけどね

荷物をリュックに詰め込んでいると

「まなぁー、一緒に帰ろー」

とすごい笑顔で千歳が私の元へやってきた

でも、今日は...あーなんて言おう...

「あ...」

「もう!遅いよ!早く行こう!!」

リュックを引っ張られてしまい何もできない

はぁはぁ...

どんだけ走ったんだろうか?

顔を上げると靴箱が見えた

< 5 / 11 >

この作品をシェア

pagetop