日直当番【完結】
「何を想像したんですか?」
ビクンッ。
耳元で甘く囁く進藤くんの声で私の心臓は限界を突破した。ぐいっと無理矢理顎を持ち上げられて上を向かされた。
「…っ!!」
びっくりして目を開けたすぐ目の前に進藤くんの顔があって思わずたじろぐ。
「顔、熟れすぎたトマトみたいです」
「なっ…!?」
両手で進藤くんの胸を突き飛ばした。進藤くんは少し後ろによろめいただけだった。進藤くんは右の口角を上げてにやりと笑い、眼鏡をかけた。
「神崎さん、また明日」
スクールバッグを肩にかけて進藤くんはそのまま教室を出て行ってしまった。
それと同時に全身の力が抜けて床にへたり込んだ。
床がひどく冷たく感じ、全力疾走したあとみたいに心臓は速く脈打ち、今にも口から飛び出しそうになっていた。
ただただ耳の奥で心臓の音が鳴り響くばかりだった。
ビクンッ。
耳元で甘く囁く進藤くんの声で私の心臓は限界を突破した。ぐいっと無理矢理顎を持ち上げられて上を向かされた。
「…っ!!」
びっくりして目を開けたすぐ目の前に進藤くんの顔があって思わずたじろぐ。
「顔、熟れすぎたトマトみたいです」
「なっ…!?」
両手で進藤くんの胸を突き飛ばした。進藤くんは少し後ろによろめいただけだった。進藤くんは右の口角を上げてにやりと笑い、眼鏡をかけた。
「神崎さん、また明日」
スクールバッグを肩にかけて進藤くんはそのまま教室を出て行ってしまった。
それと同時に全身の力が抜けて床にへたり込んだ。
床がひどく冷たく感じ、全力疾走したあとみたいに心臓は速く脈打ち、今にも口から飛び出しそうになっていた。
ただただ耳の奥で心臓の音が鳴り響くばかりだった。