日直当番【完結】
「なんなのあいつムカつく!!ねえ、由理もそう思わない!?」
「まあまあ捺乃、落ち着いて。今に知ったことじゃないでしょ」
昼休み、親友の岩戸由理と弁当を食べながら私は愚痴をこぼしていた。由理は、私と違ってどちらかというと清楚形女子。ショートボブの艶やかな黒髪がその清楚さを際立たせている。
「絶対頭おかしいでしょ。黒板消すだけで休み時間まるまるつぶすんだよ。それがあと2回あると思うと…泣けてくる…」
「進藤くんに全部やらせたらいいじゃん」
「それがさ、サボろうとすると私に黒板消し無言で渡してくるんだよ。あの目を見たら怖くてサボれない。ていうかあいつの言いなりになってる自分が一番腹立つ!」
私はウィンナーとしゅうまいとブロッコリーを箸でぶっ刺して一気に口の中に入れた。
「そうヤケになるなって。あ」
由理が私の後ろの方を見上げたのでつられて私も口に頬張ったまま後ろを振り向いた。そこには進藤くんが立っていた。
「まあまあ捺乃、落ち着いて。今に知ったことじゃないでしょ」
昼休み、親友の岩戸由理と弁当を食べながら私は愚痴をこぼしていた。由理は、私と違ってどちらかというと清楚形女子。ショートボブの艶やかな黒髪がその清楚さを際立たせている。
「絶対頭おかしいでしょ。黒板消すだけで休み時間まるまるつぶすんだよ。それがあと2回あると思うと…泣けてくる…」
「進藤くんに全部やらせたらいいじゃん」
「それがさ、サボろうとすると私に黒板消し無言で渡してくるんだよ。あの目を見たら怖くてサボれない。ていうかあいつの言いなりになってる自分が一番腹立つ!」
私はウィンナーとしゅうまいとブロッコリーを箸でぶっ刺して一気に口の中に入れた。
「そうヤケになるなって。あ」
由理が私の後ろの方を見上げたのでつられて私も口に頬張ったまま後ろを振り向いた。そこには進藤くんが立っていた。