日直当番【完結】
その日の放課後、帰りのSHRが終わって部活に向かおうとしていたところへ皆川が私に声をかけてきた。
「今日部活終わったあと時間ある?」
「あーまああるけど。何?放課後デートならお断りだよ」
「やっぱダメかー。じゃなくて、話したいことがあるんだ」
「話って?」
「それはそのとき話すから。部活終わったら昇降口で会おうな!」
「うん」
部活後、皆川は昇降口の外で私を待っていた。私たちは学校の近くのバーガーショップに入り、皆川の話を聞くことにした。そしてなぜか皆川が奢ると言ってくれるので、断って親切心を踏みにじるのも悪いと思い、私はスペシャルバーガーセットを頼んだ。私たちはテーブル席に向かい合って座った。
「そんで、話って?」
「あー…。実はな」
私は席について早速むしゃむしゃとフライドポテトを頬張る。皆川は妙に神妙な面持ちでただ私の目の前に佇んでいるだけで何にも手を付けようとしない。
「あのさ…俺…そのぉ…」
しばらくモジモジする皆川にイライラしてきた。
「早く言ってよ」
「ちょっと待て、急かすなって」
皆川はしばらく躊躇していたけど、深呼吸をして意を決したように言った。
「俺、好きなんだ」
「は」
「今日部活終わったあと時間ある?」
「あーまああるけど。何?放課後デートならお断りだよ」
「やっぱダメかー。じゃなくて、話したいことがあるんだ」
「話って?」
「それはそのとき話すから。部活終わったら昇降口で会おうな!」
「うん」
部活後、皆川は昇降口の外で私を待っていた。私たちは学校の近くのバーガーショップに入り、皆川の話を聞くことにした。そしてなぜか皆川が奢ると言ってくれるので、断って親切心を踏みにじるのも悪いと思い、私はスペシャルバーガーセットを頼んだ。私たちはテーブル席に向かい合って座った。
「そんで、話って?」
「あー…。実はな」
私は席について早速むしゃむしゃとフライドポテトを頬張る。皆川は妙に神妙な面持ちでただ私の目の前に佇んでいるだけで何にも手を付けようとしない。
「あのさ…俺…そのぉ…」
しばらくモジモジする皆川にイライラしてきた。
「早く言ってよ」
「ちょっと待て、急かすなって」
皆川はしばらく躊躇していたけど、深呼吸をして意を決したように言った。
「俺、好きなんだ」
「は」