日直当番【完結】
突然の告白に私は目が点になって口元に運びかけたフライドポテトが手から零れ落ちた。
「いやぁ、いきなりそんなこと言われても、私、皆川のことは…」
「岩戸のことが」
……ん?俺、好きなんだ、岩戸のことが…?
「えええー!?」
「しー、大きな声出すな」
「えーマジで?そうだったの?由理のことが?私にそんなこと言ってどうすんの?」
「告白したいんだけど、俺自信なくて。協力してくれないかな。おまえ、岩戸と仲いいだろ。だから岩戸が俺のことどう思ってんのかそれとなく聞いてみてよ」
「らしくないね。もっと自分から攻めるタイプだと思ってた」
「俺、自分で言うのもハズイけど、恋愛は奥手なんだよ。とにかく頼む!」
皆川は両手を顔の前で合わせて私に懇願した。皆川に彼女がいないのはこういうわけか。皆川は割と目鼻立ちがはっきりしていて背も高いし、イケメンの部類に入ると私は思う。けど、浮いた話を一度も聞いたことがない。
「仕方ないねぇ。奢ってもらったし、ひと肌脱いであげましょう」
「おう!ありがとよ!」
「告白が成功するかどうかは皆川次第だからね」
「おう!頑張る!」
私は今夜をもって皆川の恋のサポーターになった。
「いやぁ、いきなりそんなこと言われても、私、皆川のことは…」
「岩戸のことが」
……ん?俺、好きなんだ、岩戸のことが…?
「えええー!?」
「しー、大きな声出すな」
「えーマジで?そうだったの?由理のことが?私にそんなこと言ってどうすんの?」
「告白したいんだけど、俺自信なくて。協力してくれないかな。おまえ、岩戸と仲いいだろ。だから岩戸が俺のことどう思ってんのかそれとなく聞いてみてよ」
「らしくないね。もっと自分から攻めるタイプだと思ってた」
「俺、自分で言うのもハズイけど、恋愛は奥手なんだよ。とにかく頼む!」
皆川は両手を顔の前で合わせて私に懇願した。皆川に彼女がいないのはこういうわけか。皆川は割と目鼻立ちがはっきりしていて背も高いし、イケメンの部類に入ると私は思う。けど、浮いた話を一度も聞いたことがない。
「仕方ないねぇ。奢ってもらったし、ひと肌脱いであげましょう」
「おう!ありがとよ!」
「告白が成功するかどうかは皆川次第だからね」
「おう!頑張る!」
私は今夜をもって皆川の恋のサポーターになった。